2020-01-01から1年間の記事一覧

シャッターチャンスを逃すな!

公園の池、小川、そして釣り先で出会う鳥たち。彼らは敏捷で音に敏感。珍しい野鳥に出会う時、決まってiPhoneしか持っていない。どこにあるかポケットやカバンを捜している間に3分の1はどこかへ飛び去ってしまう。ようやく取り出してカメラモードにし、ピ…

時の本を読んだ

今話題の本であることでは間違いのない1冊、柳美里著・小説『JR上野駅公園口』を読んだ。読もうと思ったきっかけは、この小説が海外で大きな賞をもらったというニュースだった。学生時代に度々訪れ多少の思い出がある上野が舞台、福島は昨年自分で少し見聞…

ミユビシギ

釣りに行って鳥と友達になった。 最近では海釣りもルアーが主流の感があるが、我々五目釣り俱楽部の面々は未だ青イソメや石ゴカイがメインの釣りだ。この日は一人で日の出前からいつもの海岸へ。これといった釣果は16センチのシロギス1匹のみで、粘ること3時…

このヒキがたまらない

週末早朝の須磨海岸。すでに大勢の太公望が渡船で一文字堤防に陣取っている。こちらは、通称赤灯台の南側にある渡船乗り場から投げ釣りと落とし込みの2本立て。深さ3mほどの足元にたくさんの小魚が見える。海水温もようやく下がったと思いきや、触るとまだ…

才能のぶつかり合い

ヴァイオリン協奏曲の中でも最高の3曲に入ると言われるベートーヴェンの曲を、ヴァイオリン独奏ギドン・クレーメル、アーノン・クール指揮によるヨーロッパ室内管弦楽団演奏のCDで聴いた。ベートーヴェンイヤーの今年、本来なら彼の曲を演奏するコンサート…

秋空三題

早朝の須磨海岸。さあこれから釣るぞと、気合の入るスカッとした日の出。この日の釣果は、・・・。 陽が少し傾き始めた塩屋海岸。鯨にハマチにカレイに見える雲たち。さてこの日の釣果は、・・・。 釣りから戻り、愛犬と散歩する。次は大きいのが釣れるよ、…

秋の美術散歩

滴翠美術館の駐車場を囲む木々の中でハッとするほど赤い色が際立っていた。 セミの声が聞こえなくなり、釣り竿片手に塩屋海岸に通う季節になった。今日は近在の美術館のいくつかが無料開放を催してくださる貴重な日曜日。開館前に到着するよう電動自転車をギ…

秋待ち

昨日夕方、空を見上げると鱗雲が蒼空に張り付いていた。雨が近いことを知らせる秋の雲だそうだ。長い長いうんざりする暑さが、少しだけ和らいだ今日この頃。 散歩途中にある公園のイチョウがふっくらとした実をつけていた。足元ではすでにいくつかが踏みつけ…

M.アルゲリッチという音楽家の生きざま

週末の早朝、人気のない公園。置き石の上に並んだ松ボクリとドングリ。昨日の子供たちの歓声が聞こえるようだ。 BSプレミアムで放送された、映画『アルゲリッチ 私こそ、音楽!』を観た。若くして音楽界の頂点を極め、現在まで半世紀以上スーパースターであ…

夏の読書2020 その2精神科医・伊良部シリーズ

奥田秀朗の短編集、精神科医・伊良部シリーズ3冊を読んだ。家にいる時間が長くなり、ほぼ必然的に読書の時間が増えた。かといって、性格上読んだことのない作家のものはあまり手を出さない。今回も書店の方のおすすめだ。これまでも何度か紹介してもらい、…

夏の読書2020

近代日本を最もよく識る二人司馬遼太郎とドナルド・キーンの対談集『世界の中の日本 十六世紀まで遡って見る』(中央公論社、1992年刊)を読んだ。最近ついに1軒のみとなった最寄駅近くの書店で、ディスプレイとして置かれていた本書をお借りした。残念なが…

暑いのなんのって

暑すぎて何もする気にならない。連休もただただゴロゴロして過ごしている。朝日が高く昇る前に愛犬と散歩に行く。いつもなら6時台だが、7時台。それでもすでに気温は27〜8度あるだろうか、日射しにまともに当たると体感は優に30度オーバー。愛犬もへばるが、…

バックロードホーン型SPの効能

1年前の今頃は福島県で単身赴任していた。差し入れでいただいた地元有名店のうな重。折詰でいただいたものを宿舎に持ち帰りチンして食べた。涙が出るほどうまかった。良き思い出。 今回の4連休も天候不安定かつCOVID−19第2波のためほぼ予定なし。最近取り…

マイ音質改善計画進行中

艶やかな葉をたくさん付け真っ赤な蕾も蓄えていた2代目アデニウム。春になりカイガラ虫に住みつかれ蕾は全滅。葉の裏をのぞいては駆除を続ける毎日。 5月末にオヤイデのオーディオ用電源タップOCB−1STを導入したおかげで、以前と同じといかないまでもかな…

一喜一憂(その5)

朝、思ったよりも涼しく感じて2キロほど先の川沿いまで散歩の足を伸ばした。紫陽花はすでに見頃を過ぎ萎れたのがちらほら。よく見るとほとんど枯れた様な花が鮮やかな色を残している。毎年たくさんの紫陽花を見ていたはずだが、初めて気づいた。すでに花粉も…

タイミングが良すぎるぞ

ロッキング・オン最新号表紙 先週末に人生初ディランCDを手にしたと思ったら、絶妙のタイミングでボブ・ディランの特集が組まれた、これまた初購入ロッキング・オンが店頭に並んでいた。一応中身をペラペラと確認。カラー写真付きで全ディスコグラフィーとそ…

ついに手を出してしまった!

これまで何度か聞こうと思いながら、思い止まっていた彼の音楽についに手を出してしまった。 それはボブ・ディランである。当然若い頃から名前も曲も頻繁に耳にしていたはずである。けれどもあの少しヘンテコリンな声と節回し(失礼を承知で)に魅力を感じな…

一喜一憂(その4)

GW以降も在宅勤務や外出自粛で多くの時間を自宅で過ごす。これはこれで仕方ない、とは言いながら生活に変化が欲しい。そしてCD新品をまとめ買いした。こんな買い物は齢50代後半にして人生初である。以前から欲しかったもの(陽水、E.モロー、シフ)、以前持…

電源タップを買った

ここ1年ほどいつ出るかと待っていた、オヤイデ電気の電源タップOCB−1STの更新型(ST II)がついに発売された。以前、ヨドバシの店員さんから新基準?を満たすために旧製品は販売しておらず、対応製品がもう少しで出ますとの説明を受けた。そして、今月発売…

初夏の緑

緑濃い季節になってきた。近くの商業施設植え込みでフサアジサイと呼ばれる木が葉を広げている。樹高は人の背丈ほどだろうか、大きな葉は野球のグローブほどもある。対であるので、まるで「ようこそ」と迎えてくれているよう。まもなくブドウの房のような白…

お誂え向きの天気

中央写真、下のメシベが上の花に何か話しかけているようにも見える。 朝、薄曇り。愛犬と散歩に出たが、風は思ったよりも冷たかった。ここ数日急に暑くなり体が慣れぬまま、パーカー・半パン・サンダルという格好は無理があった。ツツジは今が見頃であろう。…

Happy Rainy Day

近所にあるキオスクのような可愛らしいイタリアンの店頭看板から拝借 「小さな幸せは そこら中にある」 その通りなんだと思う。何か思いつくことを記録しようと思うが、まとまらない。

一喜一憂(その3)

どこにでも咲いているタンポポ。それでも目に止まる時がある。 風が吹けばすぐ飛んでゆくタンポポの綿毛がいい感じで残っていた。元は右写真のように球の全面にあった種子がどういう塩梅か一部だけ飛んで行ったのだろう。ひと目見て、映画スター・ウォーズに…

一喜一憂(その2)

2枚の写真は手前の桜と背景の松との位置関係が微妙に異なっている。わかるだろうか。 文字の可視化、そんなことを考えさせられた。単語を、言葉を訥々と紡いでいく。すると、親子ほど歳の離れた姉妹の間の濃密な空気が、生々しい息遣いまでもが見えるような…

春の読書 2020;壬生義士伝

今年に入って浅田次郎にハマっている。『プリズンホテル』に始まり、『勇気凜々ルリの色』『五郎次殿御始末』、そして今回の『壬生義士伝』。奨めていだいた書店の方が浅田次郎の最高傑作だ、と云われる通りだった。読んでいる最中に何度も涙が出そうになる…

ポリーニ最新の32番を聴く

手前が2019年録音を収めた最新版(輸入版)、奥は1977年録音32番が入った2枚組CD。 週末の外出自粛もしんどい。夕方気分転換を兼ねて”りずむぼっくす”へ出掛けた。店頭のバーゲンレコードを一通り掘り尽くし、お決まりのクラシックCDバーゲンコーナーへ。新…

CD音質改善策 その2

ほぼ毎日使用する我が家のCDプレーヤーDCD −800NE、1ヶ月で一体何回転しているのだろう。非接触式とはいえ、CD盤とすれすれの状態で高速ですれ違えばやはり静電気も起こるであろうし、CD盤面の見えないわずかな不純物が読み取りレンズに付着するのであろう。…

一喜一憂(その1)

<写真追加>3月20日早朝、上手くなったウグイスの声を聞きながら 幼いころから小心者である。怖がり、臆病、関西でいうところの”びびり”である。今回のコロナウイルス蔓延に際しても、年初以降中国人によるマスクの箱買いを度々目の当たりにし、これは日本…

初鳴き

満月・エアープレイン・森。夕方の散歩でふと見上げるとこんな情景が。 雨上がりの早朝、スカッと晴れている。犬の散歩をしていると今年の初鳴きが聞こえてきた。「フゥ〜ホケキュゥ」。はじめはいつもそうだが、おぼつかない声で歌っている。今日は暖かい。…

美しい黄昏

週末の帰宅時。昨今の状況を考えると、ちょっと一杯行こうかというのもはばかられる。何か重苦しいものが立ち込めている。少しでも逃れたい一心で‘りずむぼっくす’へ寄り道。店頭のバーゲン・レコードを繰るのだが、どうも気が乗らない。いつもならすぐに数…