2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ヴィヴァルディのチェロソナタ

振り返った少女の瞳にドキッとさせられるジャケットが印象的 現在2度目の通読に挑戦している皆川達夫著『バロック音楽』(講談社学術文庫)の影響で、ヴィヴァルディのチェロソナタをジャン=ギアン・ケラスの演奏で聴いた。もちろんCD(輸入盤。日本盤は11…

『オーディオ巡礼』を読む

五味康祐(ごみやすすけ)氏のエッセイ集3冊めは、ステレオサウンド誌上で1966年から1979年の間に掲載された「オーディオ巡礼」である。かろうじてお亡くなりになる直前のものはオンタイムで読んでいたと思われるが、今回初めて目にしたと同じであろう。それ…

佐渡裕の『天地創造』

当時首席指揮者を務めていた佐渡裕が楽団の存亡の危機を救うべく2000年にリリースしたアルバム。サティの曲をめずらしい管弦楽で振っている。さあいよいよPAC定期演奏会の2018-2019シーズンが始まった。今シーズンは前から4列目で昨シーズンよりやや後ろ。相…

五味康祐を読む

連続の台風・長雨、週末外に出る機会がめっきり減っている。そんな時は部屋でじっと好きな音楽を聴きながら本を読むのが一番である。インターネットでオーディオ関係を調べていて出会った懐かしい名前「五味康祐」、その人のエッセイ集を2冊読んだ。中高時代…

ヨーヨー・マからのメッセージ

「ゴッホのひまわり」という品種だそうだ。確かに花びらが一枚ずついろんな方向にねじれている。 ヨーヨー・マの新作アルバム『SIX EVOLUTIONS』を聴いた。マにとって3度目のバッハ・無伴奏チェロ全曲アルバムである。印象を一言で表すとしたら、「力強い演…

夏の読書2018

西宮市にある日本書紀にも登場する兵庫県では最古の神社・廣田神社の末社。30度を超える中でも暑さを感じさせないのは神の力か歴史の重みか。昨日の台風21号は近畿地方に大きな爪痕を残し、かつ重い重い課題を気付かせてくれた。考えが足りない訳ではない…

オーディオ達が突然・・・

我が家のオーディオ達が突然いい音で鳴り出した。真空管式アンプは3年、フルレンジ小型スピーカーは2年、ラジオ・CD・USBの音源となるミニコンポに至っては4年めに突入。そんな組み合わせで今日の午後突然、今までになく抜けの良い低音が鳴り出した。ポール…

大山崎山荘美術館

先日聴竹居を見学した際、大山崎山荘美術館にも行ってみた。地図で見ると近いはずだったが、実際にはきつい坂を5〜600m登ってようやく門に辿り着いた。それでも山荘らしきものは見えない。少し入ると通路中央の大きなアラカシの樹が迎えてくれた。ホッとし、…