2018-01-01から1年間の記事一覧

新年を迎える前に

年末ということで数日部屋の片付けを行なった。とはいえ、まだまだ整理のつかないものが残っている。その中で2005年頃スロバキア赴任時にウイーンで買ったチボリオーディオのModel-ONEを数年ぶりに引っ張り出した。以前は昇圧トランスに接続して使っていたが…

ヨーヨー・マのCD『SOLO』を聴く

ホテルの窓からレースカーテン越しに景色を写したらクロスフィルターの様な効果になった。 ブックオフで中古CDを物色していてヨーヨー・マ演奏の『SOLO』を見つけた。曲目は、コダーイ作曲の無伴奏チェロ・ソナタ作品8、ワイルド作曲「サラエヴォのチェリス…

海の星たち

夕暮れ時、飛行機の小さな窓の端に小さな丸い月が見えていた。帰国の途では日暮れも猛スピードで進む。あっという間に暗くなる。すると、海にチラチラと光るものが眼についた。何の光りか判らないまま眺めていたが、少し経って漁船の明かりと気付いた。次第…

ヨアケマエ

私の愛すべきスピーカー・SM10Zを製作しているファンダメンタルの社長である鈴木さんの曲に「ヨアケマエ」というのがある。デュオが奏でる心高まるギターの調べに合わせて朝日が昇る。というのは近所迷惑になるのでちょっと無理だが、陽の出がとても美しかっ…

二度目のハーンとドイツ・カンマーフィル

兵庫県立芸術文化センター大ホール前ホワイエ(芸文HPより) 昨日午後、芸文にて行なわれたパーヴォ・ヤルヴィ指揮によるドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団とヒラリー・ハーンの演奏会に出かけた。今年最後の演奏会、それもレコーディングも含め世界…

秋〜冬の工作 その2

Violanca(ヴィオランカ)の塗装が無事終わり、自作スピーカーの定位置ともいうべきSM10Zの上に収まったヴィオランカ。兄貴分の10Zと交互にならし音調を確認する。塗装前に仮付けした時より落ち着いた音になったと思う。使用したユニット、マーク・オーディ…

広州でザハ・ハディッド作品に触れる

中国・広州で故ザハ・ハディッド氏の作品に接することが出来た。彼女は、そう、日本の国立競技場コンペに当選したものの工事費の高さで物議を醸したイラク出身の女性建築家。彼女の作品は、コンペ作品集やウィーンの小規模オフィスを眼にしたことがある程度…

秋〜冬の工作

昨年の自作スピーカー・ヴィオリーニに引き続き、今年も自作スピーカーにトライした。月刊ステレオ誌のコンテスト参加を目指してだったが、考えがまとまらなかったのと、時間的に行き詰まっていたので諦めかけていた。しかし先月新しいアイデアが浮かんだの…

セイコー、最高!

先週日曜の大阪マラソン、出走した訳でもなく、応援に行ったのでもなく、さらにはテレビも見ていなかったが、二日遅れで感動のお裾分けを頂いた。夜、楽器のレッスン帰りに乗った御堂筋線で吊り広告に何気なく目をやると、何やら時刻が書いてある。それもど…

体重リバウンド

かわいらしいダリアをX-E3のアドバンストフィルター・ハイキーで。 体重の増加傾向が止まらない。4年前にそれまでの単身赴任3年間でたまったぜい肉を削ぎ落し、10ヶ月ほどで10キロ以上のダイエットに成功した。しかし、年を重ねるに従い辛抱が出来なくなって…

曲にならない

上海オフィス街の中心地を上空から。乱立というのを通り越して普通に超高層ビルばかりが並んでいる。 今回の課題曲「愛の夢」の前半部分。ポジション移動がたくさんあり音程が定まらない。その上、拡張ポジションも多々あり困難を極める。ピアノ曲では普通に…

秋深しモミジバフウも茜色

イガイガの実をつける「モミジバフウ」。以前インターネットで調べたら、この名が見つかった。「フウ」は楓(カエデとは読まない)と書く。葉の形が似ているが「カエデ」とは別物だそうだ。「フウ」には葉が3つに裂けているもの、5つあるいは7つに裂けて…

CT フランコ・ファジョーリ日本公演はすごい

齢50幾年オペラ鑑賞未経験、にもかかわらず、芸文こと兵庫県立芸術文化センターで行われたフランコ・ファージョーリ氏とヴェニス・バロック・オーケストラの日本公演「ヘンデルのオペラ・アリア名曲集」へ行って来た。パンフレットによるとファジョーリ氏は…

イギリスのチェリスト

サイン会でのスティーブン・イッサーリス氏 今回の定期演奏会の感想を書こうと思うのだが、どうもうまくまとめられない。一度書いたが、大変な思い違いをしているような気がして削除した。少し時間をおいて思い出すことにしよう。 <2018年11月14日追記>今…

明石の猫目大橋

悪天候を避ける為か普段と少し異なる飛行ルートのおかげで、鮮やかな明石海峡を収めることが出来た。今までで最高の条件、そしてフジフイルムX-E3の2430万画素とレンズの高い描写性能により、オリジナル画像では明石大橋のケーブル一本一本まで見える。潮目…

ブルー・アンド・ホワイト

一面に敷き詰められた真綿、ではなく真っ白な雲と青い空によって造り出された美しいグラデーションの世界。この雲の上なら歩くことが出来るのではないかと本気で考えてしまう。空を通り越して宇宙的でもある。

今日の日時計(ひどけい)

朝から少し冷たい強い風が吹いている。散歩から帰ってお休みタイムの愛犬が日差しを追いかけるように移動する。体の向きまで合わせて。マットのないところまで来たのでマットを移動してあげた。丁度聞いていたエリック・クラプトンのアルバム「ピルグリム」…

大空へ

関西空港を飛び立って数分後の空に翼を収めた一枚。いいなと思い撮影して、イメージがそのまま写っていた。滅多にないことなので記念にアップ。

トレーニング・イン香港

観光はさっぱりだったが、写真撮影のトレーニングとしてはお誂え向きだった。設定はオートモードのまま絞り補正による違いを確認。プラスにすると色味は良くなるが夜景としてのしっとり感に欠ける。マイナスにするとくっきりと見えるが冷たい感じになる。自…

初めての香港だったが・・・

中国・シンセンでの仕事のあと、香港まで足を延ばした。チェックインを済ませ、同行氏の希望ですぐに「シンフォニー・オブ・ライツ」へ向かおうとしたのだが…。フロントの日本人女性から、台風が近づいているため今晩のショーは中止が決定した、との情報。‘…

ありがとう ホテル ニッコー

今年10月末、中国天津で日系ホテルの営業が終了した。「ホテル日航 天津」、昨年9月から始まった天津出張業務の際はいつもここを利用した。当初は月に1〜2回、3月からは2ヶ月に1回程度利用していた。そしてまた冬を迎えるこの季節に、ビルオーナーの経営方針…

韓国上空より

中国天津への飛行航路は朝鮮半島中央部を横断するルートである。これまでも何度か見通しの良い機会があったが、今回はこれまでで最も雲が少なく絶好のシャッターチャンス。上の写真は、韓国最大の湖・忠州湖。ダム建設に伴って出来た為、まだ沿岸が浸食され…

知らない間に増えてしまう

知らぬ間に色々な物が増えていく。そのうちの一つはアップル製品だ。アップルデビューは遅く、1994年のPowerBook540cだった。実質のプライベートパソコンデビューでもあった。曲面を多用し、当時最先端のTFT液晶を採用した鮮明な画像がお気に入りだった。た…

リスト『愛の夢』にチャレンジ

フランツ・リスト(1811−1886)28歳頃の肖像<Wikipediaより> 来年年明けの発表会での曲目がフランツ・リスト作曲『愛の夢 第3番 変イ長調』に決まった。自分で選んだナポリ民謡『オー・ソレ・ミーオ』は先生にあっさり却下された。簡単な曲を選んで楽しよ…

塩屋海岸で釣り

塩屋駅の南東に200mほどの護岸から。左手に山陽本線と山陽電鉄の線路が見える。 久しぶりの釣行。釣り仲間と二人で昨日朝早く出かけた。今年数回の台風接近により阪神間の釣り場はどこも大きな被害を受けた。須磨・平磯あるいは南芦屋浜の市営海釣り公園はい…

『白銀亭』のカツカレーを食す

大阪市中央区淡路町にある『白銀亭』本町店に行ってきた。紹介していただいた方から昼休み前に並ばないと大変とアドバイスいただいていたので、少々フライングの11時半過ぎに向かった。しかしすでに10名以上が並んでおり、開店直後の1回転目にギリギリ座る…

小さい秋を見つけた

近くを流れる川沿いの桜並木が色づき始めた。10月に入ったというのに昨日は冷房が必要な蒸し暑さだった。それでも木々は静かに季節の変化を感じているらしい。 子供達の歓声が聞こえなくなった市民プールにかぶさる空の青がやけにクリアだった。(写真はイメ…

ヴァルヒャ演奏による「フーガの技法」を聴く

バッハ作曲「フーガの技法」LP。盲目のオルガニスト・ヴァルヒャ演奏による1956年録音。 皆川達夫著・『バロック音楽』(講談社学術文庫刊)も終盤に差し掛かり、J.S.バッハの偉業を「バロックの大成」という章立てで綴ってある。その中で「フーガの技法」は…

CD音質改善策

秋風が感じられるようになり、少し若さを取り戻した愛犬 「芸術の秋」を気取る訳ではないが、何せ発熱量が多い真空管アンプで再生する我が家のオーディオ装置はこれからが本領発揮である。先日購入した月刊オーディオ・アクセサリー170号に載っていた、福田…

ヴィヴァルディのチェロソナタ

振り返った少女の瞳にドキッとさせられるジャケットが印象的 現在2度目の通読に挑戦している皆川達夫著『バロック音楽』(講談社学術文庫)の影響で、ヴィヴァルディのチェロソナタをジャン=ギアン・ケラスの演奏で聴いた。もちろんCD(輸入盤。日本盤は11…