ミユビシギ

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釣りに行って鳥と友達になった。

最近では海釣りもルアーが主流の感があるが、我々五目釣り俱楽部の面々は未だ青イソメや石ゴカイがメインの釣りだ。この日は一人で日の出前からいつもの海岸へ。これといった釣果は16センチのシロギス1匹のみで、粘ること3時間余り。今日もダメかなとあきらめかけている時、ヒョコヒョコ歩く小さなシギが目に入った。こちらを向いて2m辺りまで近づいてくる。逃げることもなく、何かおこぼれを期待しているようだ。元気の良い石ゴカイの切れ端を投げると、1mくらいでも取りに来てついばんでいる。その後どこかへ飛んでいったと思っていたが、また戻ってきてはエサをもらうことの繰り返し。そうこうしているうちに22センチのカワハギが釣れた。やった!このシギ君は福の神だな。ありがとう。
彼(彼女?)が来る前に一度30センチを優に超えるカワハギを取り込む手前でバラしていたので溜飲を下げることができた。

iPhoneのビデオでも撮っていたので家に帰ってから調べると、普通は脚の裏側に小さく残っている指が無い種類なので「ミユビシギ」の名がついているそうだ。

※昨日は勘違いして「ミツユビシギ」と書いたが、正しくは「ミユビシギ」。
※また、「渡鳥」とは繁殖地と越冬地を移動する鳥で、ミユビシギは渡りも越冬もせず渡りの途中に立ち寄るだけの「旅鳥」だそうだ。