一喜一憂(その3)

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どこにでも咲いているタンポポ。それでも目に止まる時がある。

風が吹けばすぐ飛んでゆくタンポポの綿毛がいい感じで残っていた。元は右写真のように球の全面にあった種子がどういう塩梅か一部だけ飛んで行ったのだろう。ひと目見て、映画スター・ウォーズに出てくる建造中のデス・スターのようだと思った。綿毛の中心部がキラキラと輝いているところもスペースファンタジーっぽい。あるいは、綿毛の筋張った感じが白い線香花火のようにも見える。真ん中の白い部分はゴルフボールのようだ。タンポポからこれほど硬いものという印象を受けるのは初めてだ。

最近外出もままならず、愛機X-E3に買ったばかりのマクロエクステンションチューブ11㎜を取り付けて、観葉植物などのマクロ撮影にトライしている。しかし、そもそもの原理や操作方法を調べず行き当たりばったりで撮影するのだが、どうも上手くいかない。最近ようやくマニュアルフォーカス+マニュアル絞り設定でないとダメなことがわかってきた。それに引き換えて、スマートフォン(iPhone7)のお手軽なこと。(上のタンポポの写真もその1枚)犬との散歩途中に片手で撮ってもそこそこ使える。ただし、機械任せの成り行き写真とも言える。田中長徳氏著『晴れたらライカ。雨ならデジカメ』をちょうど読んでいることもあり、カメラを手にすること、写真をとることの意味を少し考えている。それはつまり、XーPro3を(はたまた遠い将来ライカを)手に入れるべきかどうか、いつまでも逡巡しているからなのだが。