音楽

タイミングが良すぎるぞ

ロッキング・オン最新号表紙 先週末に人生初ディランCDを手にしたと思ったら、絶妙のタイミングでボブ・ディランの特集が組まれた、これまた初購入ロッキング・オンが店頭に並んでいた。一応中身をペラペラと確認。カラー写真付きで全ディスコグラフィーとそ…

ついに手を出してしまった!

これまで何度か聞こうと思いながら、思い止まっていた彼の音楽についに手を出してしまった。 それはボブ・ディランである。当然若い頃から名前も曲も頻繁に耳にしていたはずである。けれどもあの少しヘンテコリンな声と節回し(失礼を承知で)に魅力を感じな…

一喜一憂(その4)

GW以降も在宅勤務や外出自粛で多くの時間を自宅で過ごす。これはこれで仕方ない、とは言いながら生活に変化が欲しい。そしてCD新品をまとめ買いした。こんな買い物は齢50代後半にして人生初である。以前から欲しかったもの(陽水、E.モロー、シフ)、以前持…

ポリーニ最新の32番を聴く

手前が2019年録音を収めた最新版(輸入版)、奥は1977年録音32番が入った2枚組CD。 週末の外出自粛もしんどい。夕方気分転換を兼ねて”りずむぼっくす”へ出掛けた。店頭のバーゲンレコードを一通り掘り尽くし、お決まりのクラシックCDバーゲンコーナーへ。新…

美しい黄昏

週末の帰宅時。昨今の状況を考えると、ちょっと一杯行こうかというのもはばかられる。何か重苦しいものが立ち込めている。少しでも逃れたい一心で‘りずむぼっくす’へ寄り道。店頭のバーゲン・レコードを繰るのだが、どうも気が乗らない。いつもならすぐに数…

スマイル

”スマイル”は、音楽ネタでいうとチャールズ・チャップリンの映画「モダン・タイムス」のエンディングテーマ曲ということになる。あるいは、ナット・キング・コールが歌う曲ということになる。今その”スマイル”に取り組んでいる。言わずもがな、2年ぶりで参加…

弦を替えたら

2年ほど全ての弦をスピロコアにして弾いていた。1弦は少々やっかいだが、個性として受け入れていた。先日、弓の毛替えと一緒に1弦と2弦をラーセン・ソリストに取り替えた。するとどうだ!一度に腕が上がったのかと勘違いするほど、良い響きで歌うではないか…

思いがけぬ出会い;パパ・ジョン・クリーチ

ジェファーソン・エアプレインから派生したホット・ツナに巡り合い、すっかりサイケ・ロックにハマってしまった。グレイトフル・デッドのCDをいくつも手に入れた。そして、“りずむぼっくす”でいつものようにバーゲンLPの箱を漁っているときにふと目に止まっ…

第119回PAC定期演奏会に行った

指揮をしている時より緊張している?サイン会に臨むウォン氏(手前)とメネセス氏。 今シーズン早くも3回めの公演。前半は、アントニオ・メネセス氏をソロに迎えてのショスタコーヴィッチ作曲チェロ協奏曲第1番。後半は、マーラー作曲交響曲第1番『巨人』…

思いがけぬ出会い;サイケ・ロック編その2

首筋がかゆくなりそうなジャケットデザイン。トランス状態の記憶か。 先月出会ったホット・ツナ。新たに入手したLPは、2枚目のアルバム『エレクトリック・ホット・ツナ』。ただジャケットのどこにも“エレクトリック”の文字はない。1作目ではアコースティク…

思いがけぬ出会い;サイケ・ロック編

LPの大きさがあればこそのジャケット。ダークブラウンの縁取りにBURGERSの文字がカッコいい。 来月のPAC定期演奏会の予習用にショスタコービッチのチェロ協奏曲(ヴァイオリンと思っていたが見誤り。無くてよかった!?)のCDを探しに”りずむぼっくす芦屋店”…

N.E.(ニュー・エラ)

サイン会の際、思い切って携帯にも。世界で唯一?のE .モロー仕様iPhone。 芸文で行なわれたエドガー・モローのリサイタル。バッハの無伴奏チェロ1番、3番、6番。もちろん聴いたことはあるが、どれが何番の何楽章かはよく覚えられない。颯爽と登場してiPa…

FMの音に惚れ直す

CDプレーヤーと比べ圧倒的に小さいチューナー・キット。真空管の灯が見える。 月刊ステレオ誌のムックとして発売された『ラックスマン製 真空管FMチューナー・キット』をようやく組み立てた。先週末から部屋の模様替えを行っていた関係で後回しとなっていた…

マイカメラ

富士フイルムのミラーレス、X-E3を購入してほぼ1年半が経つ。腕はあまり上達していないが、2本目のレンズとして10-24を買った。まだ本格的に外に持ち出していない。天気の悪い日が続き、部屋の中で手当たり次第に撮って傾向を確認している。35ミリ換算の15ミ…

アストラル ウィークス

ようやくヴァン・モリソンのアルバム2枚目を手に入れた。リマスター版であるが、音が良いと評判のようだ。出張先でCDラジオで聞いており、はっきりとはわからないが、弦の弾み方が良い。曲は初めて手にしたムーン ダンス同様、程よく浸っている感じが疲れた…

南から来た男

おそらく同世代の人で知らない人はいないのではないか。クリストファー・クロスのソロデビュー作「南から来た男(オリジナルは『CHRISTOPHER CROSS』)」は、それくらいインパクトのあった作品。少なくとも私の周囲では。当時学生寮に住んでいた。門限などの…

FLEETWOOD MAC "RUMOURS"

フリートウッドマックの13枚目にあたる大ヒットアルバム『Rumours』をLP(今はアナログレコードというべきか)で聴いた。ラジオ等で知っている曲もあるが、アルバムとしては今更ながらの初聴き。さすがに4000万枚以上売り上げるだけあって、42年も前の曲や演…

譜面に向かう

生憎の曇天だが、ようやく見頃を迎えた近所のサクラ ドイツ生まれのチェリストで音楽教育者であるゲルハルト・マンテル氏による『楽譜を読むチカラ』(音楽之友社刊)をまた読んでいる。この本に書かれている内容は、きっと相当に高度なレベルを目指して書か…

比べるまでもなく

高すぎる鼻へのコンプレックスから逆立てていた髪型も、現在ではごく普通に見える。自分が着たら洋服だけ浮いて見えるだろう、たて縞のスーツを見事に着こなし、ズボンのポケットに両手を突っ込んで闊歩する、いくつになってもカッコいいロッド・スチュワー…

第113回定期演奏会

おおらかさがにじみ出てるピアニスト、クレア・フアンチ嬢。手前は指揮をしたフロール氏。 本日は、第113回PAC定期演奏会。メインの曲が、数少ない知ってる曲の一つ、ブラームスの交響曲第1番。リハーサル時の評判も良かったので期待して出かけた。指揮がド…

ヴァン・モリソン に一聴惚れ

初めて買ったヴァン・モリソンのCD 先週偶然古本屋で出会った、ピーター・バラカン著「ぼくが愛する ロック名盤240」に触発され、聴いた事もないヴァン・モリソンのCDを求めてりずむぼっくす芦屋店に行った。ずらりと並んだロックの棚にヴァン・モリソンの名…

コンサート会場で感じた事

昨日、芸文で行われた“クリスチャン・ツィメルマン ピアノ・リサイタル”に行った。その中で自分にとって二つの発見があった。 一つ目は、アンコール演奏に関する事。もちろん本来の演奏曲にこそ、演奏者は全身全霊を傾けているのであるから、その曲目および…

ロックの水先案内人

福島(大阪の)での飲み会前、時間つぶしに立ち寄った古本屋さんで偶然出会った。 ピーター・バラカンという名前は、私の中では大学時代からずっとロックに関する知識の宝庫というイメージがある。イメージだけでなく、本当に知らないロックミュージシャンや曲…

辻井伸之『debut』を聴く

某オーディオ誌最新号の新譜評で、辻井伸之が昨年発表したアシュケナージ指揮によるショパンのピアノ協奏曲2番が高評価であった。その事が頭にあり、昨晩覗いた“りずむぼっくす芦屋店”で上記のアルバムを購入した。価格は新品の半額ほどしたが、状態がよく…

第112回 PAC定期演奏会

神戸生まれで日本最初期の西洋音楽作曲家、大澤壽人(ひさと)。[ウィキペディアより] PAC2018-2019シーズンは早くも5回目、丁度中盤。指揮者はレジデント・コンダクター、岩村力氏。2017年10月に「若きヴィルティオーゾの競演」公演を聴いた際に指揮をされた…

チェロ演奏は楽しきかな

チェロを習い始めて早や4年。とはいえ、未だに音程が聞き分けられず、万年初心者だが・・・。今日のレッスン中、先生が一緒に習っている方に、「ここからは次の景色が見えてくるところなので十分に間を取ってください」とアドバイスがあった。なるほど、ア…

二度目の幻想交響曲

佐渡裕芸術監督指揮、PACオケとシルバ・オクテットのコラボによるベルリオーズ作曲・幻想交響曲を聴いた。2年ほど前にダニエル・ハーディング指揮、PACオケで同曲を初めて聴いた時、この曲の持つ迫力に圧倒されたのがつい最近の事のように思い出される。今回…

ヨーヨー・マのCD『SOLO』を聴く

ホテルの窓からレースカーテン越しに景色を写したらクロスフィルターの様な効果になった。 ブックオフで中古CDを物色していてヨーヨー・マ演奏の『SOLO』を見つけた。曲目は、コダーイ作曲の無伴奏チェロ・ソナタ作品8、ワイルド作曲「サラエヴォのチェリス…

二度目のハーンとドイツ・カンマーフィル

兵庫県立芸術文化センター大ホール前ホワイエ(芸文HPより) 昨日午後、芸文にて行なわれたパーヴォ・ヤルヴィ指揮によるドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団とヒラリー・ハーンの演奏会に出かけた。今年最後の演奏会、それもレコーディングも含め世界…

曲にならない

上海オフィス街の中心地を上空から。乱立というのを通り越して普通に超高層ビルばかりが並んでいる。 今回の課題曲「愛の夢」の前半部分。ポジション移動がたくさんあり音程が定まらない。その上、拡張ポジションも多々あり困難を極める。ピアノ曲では普通に…