思いがけぬ出会い;サイケ・ロック編その2

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首筋がかゆくなりそうなジャケットデザイン。トランス状態の記憶か。

先月出会ったホット・ツナ。新たに入手したLPは、2枚目のアルバム『エレクトリック・ホット・ツナ』。ただジャケットのどこにも“エレクトリック”の文字はない。1作目ではアコースティクのみだったが、エレキサウンドを取り入れている。そして、バイオリニストのパパ・ジョン・クリーチとドラマーが新たに加わった。このパパ・ジョンのバイオリンの泣きがベースに絡んでカントリーロック色全開。ドラムスもB面2曲めで聴かせるソロが決まっている。小型モニタースピーカーを使い小音量で聴いていると、マッタリとしてウトウト眠くなる心地よさである。一方、自作バックロードホーンに切り替えると、能率の高さとバックロードホーン特有のこもった感じがブルーズ感を掻き立てる。少しヴォリュームを上げ最後はライブ感を楽しんだ。

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前回入手した『バーガーズ』でアルバムジャケットに使われていたマクラフリン・ビュイックの車がこの時から登場している。ジェファーソン・エアプレインで稼いでジャック・キャサディー(右)かヨルマ・コーコネン(左)のどちらかが買ったものだろうか。