自作音響パネルに挑戦 その2

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オーディオルームを移動した。広さが7.5畳から5畳ほどと狭くなった。スピーカーは独立した設置からサイドボード(食器棚下半分の転用)の上へ置くことになった。すると下面バスレフの効果がこれまでよりもしっかりと出てきた。部屋が狭い、しかし両サイドに50センチほどの空間ができた。さらに、リスニングポイントも近くなりニアフィールド的な聞こえになったことなどが重なったものと思われる。
ただ残念なことに、音像の高さがかなり下がってしまった。スピーカーの高さが10センチほど低くなったのが主たる要因とは思うが、聞こえでは20センチほどは下がったように感じる。スパイクを調整して仰角になるようにしたが(SMー10Zは元々そのようなことができるように2種類のスパイクが付属している)、まだ10センチほどは低く感じる。
そこで置き場所に困っていた自作音響パネルの改造となった。スピーカー上部の音をリスニングポイントへうまく反射させれば、結果的に音像が高くならないかという目論見である。一旦元のパネルを解体し、紙パイプの半分ほどを釣り用テグスでスピーカー上部に吊ってみた。初めイメージしたのはスピーカーより少し前方への設置であったが、やってみると照明を遮り濃い影ができる。また照明に近いと燃える心配もある。ということで照明のやや奥、つまりスピーカーのほぼ真上となった。パイプの高さを波打たせてもみたが、単純に奥の方から徐々に高くなるよう傾斜させた方が好結果だった。音像は無事イメージする高さになってくれた。煎じ詰めれば、アクリか何かの板を斜めに吊れば良いのかとも思うが・・・。まあご愛敬。おまけ効果としては、高域の残響が長くなったというか、よく響くように感じる。