塩屋海岸で釣り;満月編

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夜仕事帰りに駅から家へ向かう途中、通り過ぎた3歳くらいの子供が「ねえねえ、きょうのおつきさままんまるになっちゃったよ」と母親に話している。振り向くと本当にまん丸い月が煌々と輝いてあたりを照らしている。正確には明日が満月らしいが、十分満月である。

満月といえば、そのおかげで先週末の釣りは久々に立派な釣果があった。45センチを少し超えるセイゴ。足元の突堤に波がかぶり出すくらいまで潮が満ちてきていたので、タイミングをみてそのまま抜いた。我ながら1.5号のハリスに9号のハリでよく切れなかったなと思う。満月前の高い潮のおかげだ。

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そして満月を明日に控えた今日、3枚に下ろしていた身を自分でソテーにした。滅多にしないことなので、記憶を頼りに行う。丸2日チルド室に寝かせておいたせいか、適度に水気が抜け枯れている。少しだけ塩・胡椒をふり小麦粉をまぶす。皮を下に焼き目がつくまでしばし待つ。徐々に身が白くなっていくのをじっと眺めているのも楽しい。ほぼ8割方身が白くなったところで返して焼く。しばらくすると中から油が出てきた。できたかな?火を止める。

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ちょうど読んでいる辻 義一著『魯山人と辻留 器にこだわる』の影響もあり、それらしい器を探したが、もとより選ぶほどはないのであった。いつもの四角い皿に乗せて、そのまま食す。身がふんわりしていて、磯の香りもする。うまい! 第3のビールもいつもの数倍うまかった。