S-X3II登場


サグラダ・ファミリアを連想させる姿が気に入ったサンスベリア・キリンドリカ
すっきりとした形だけでなく、空気清浄効果も高いそうだ

CS-X3を入手して以来、その2代目?であるS-X3が気になっていた。ハード・オフのこだわり検索条件に登録していたが、先日ひょっこりとお目見えした。外観は綺麗で価格も手頃だった。


左が初代CS-X3(1977年製)、右が2代目S-X3II(1979年/1982年製)

こうして並べると色の違いが際立つ。とはいえ形状や寸法は全く同じで、接続端子がマイナスネジである点や壁掛け用の受け金物なども同じだ。ただし、ネットで調べると出力音圧レベルに違いが見られる。CS-X3は80.5dB とまったくの低能率だが、S-X3IIは若干だが高い83.5dB 。さて音はというと、その能率の差が大きい。S-X3IIは立ち上がりが早く、カラッと陽気に音が拡がる。CS-X3はというと、音が重く少々暗い感じもするが、BGMで流すにはこちらが向いている。それぞれのコンディションが当初からどのように変わったかにもよるだろうが、まずはそんな印象。

先日までSB-F1があった位置に収まったS-X3II(SB-F1はダイニングへ移動)。慣らし運転にセルジオ・メンデス&ブラジル66「LOOK AROUND」、ソニー・ロリンズALFEE」、映画「マンハッタン」サントラのLPを次々と小音量で聴いた。音域は上下とも過不足ないと思われる。元々の音楽がそうなのだけれども、出てくる音が優しい。

続いて音の良いCDとして、先日手に入れもっと早く聞けばよかったと後悔しきりの、エディ・ヒギンズ・トリオ「BEWITCHED」を聴いた。ピアノがシッカリ沈んで、ベースのゴリゴリもよく聞き取れる。ツィーターのバランスがCS-X3よりも強めであったり、ボリュームを上げると中域が少しキツく感じられたり気になるところもあるが、全体的に大満足かつ今後に期待大。

 

<2023年10月29日追記>
これまで1年以上活躍してくれたCS-X3君。後輩と並べて使っていたがその音質差は埋め難く、売却することにした。1台は背面がデコボコで、塗装も以前の所有者によって塗り直してあるためか、スピーカーとしては扱ってもらえず”雑貨”扱いだった。