デスクトップ・スピーカー


ハードオフオンラインストアには、本当にたくさんの往年の名機たちが載っている。3ヶ月ほど前に1万円未満で手にいれたカセットデッキも快調に動いている。2匹目のドジョウを狙い、程度が良く手頃な価格のものがないか探していたのが、このパイオニア・S-X3(入手したものにはCSーX3とあるが)だった。先日、3ヶ月の保証付きで5,500円とある商品を見つけた。片方のネットに白い傷があるが、元々重量級の箱を使いユニットはバッフルごと取り替え自作しようかと考えていたので、躊躇なくポチった。


届いた筐体は埃などなく、きちんとラミネートまでされていた。ラミネートをめくると、表面には少し粘り気のある汚れが残っており、ネットに白い傷のある筐体は裏側がデコボコだった。汚れは拭き取りでほとんど取れた。デコボコは錆を落として塗装補修したのだろうか。まあ見えないところだから良しとする。左右が元々ペアでないこともシリアル番号でわかるが、状態が似た筐体同士なのでこれも問題なし。


ネットの白い傷は油性マジックで少しタッチアップしただけでほとんど見えなくなった。手元に残っていたベルデン708ケーブルを使い接続する。入力端子がふつうのビス留というのはご愛嬌。

早速音出ししてみると、とてもいい感じ。高さが20センチにも満たない小さなボディで3㎏以上の重さは伊達じゃない。安定感が抜群で、目の前にくっきりと音像が浮かび上がる。レンジが狭いのだが、それも聴感上の心地よさにつながっている。
先日、メインスピーカーを入れ替えて音が数段向上したのはよかったが、仕事中聞くには低音が出過ぎるという気もしていた。これからは、パソコンに向かい画面中央に音像が現れるデスクトップ・スピーカーで、仕事の能率向上間違いなし。