カラスフクロウケイタイバステイ

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朝愛犬と散歩の帰りでバス道に差し掛かった時、20羽はいるかと思われるカラスの群れが地上スレスレに、しかも渦を巻くように飛びながら、通りを下ってきた。すると、中から小さな塊が落ちた、かに見えたが、それはひと抱えもあるような一羽のフクロウだった。通りの向こうにいた学生が慌てて携帯を探している。自分も携帯を取り出し写す。フクロウはその場にうずくまり、じっと我々の方を見ている。手を差し伸べるべきだろうか・・・。行き交う車は、異様な雰囲気と小動物を見つけ徐行で通り過ぎる。2〜3分は経っただろうか。急に起き上がったフクロウは飛び立った。すると、どこに身を潜めていたのか先程のカラスたちが殺到してきた。フクロウをつつくのもいる。一団が地上から5mほどのところを坂道に合わせて少し滑空すると、フクロウは通り脇にあるバス停に降り立った。バスを待っていたお年寄りが心配そうに見つめる。我々はその場を後にした。自然の摂理を目の当たりにして、しばらく頭がボーとしていた。

戻ってからネットで調べると、自然にいるフクロウを保護することは罪になるそうである。そっとしておくべきとある。フクロウは、あのあとどうなったのだろうか。