宝石のような姿に再会

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およそ3年ぶりの邂逅。その相手は、カワセミである。前回は2019年1月、まだ寒さ厳しい樋之池で、鮮やかなエメラルドグリーンの羽を持つ個体だった。残念ながら遠すぎたため、iPhone7では全く識別出来ない写真しか捉えることができなかった。今回も同じ樋之池で朝の散歩途中に出会った。遠目に胸のあたりが濃いオレンジ色の鳥が見えたので、ジョウビタキかなと思っていた。水辺に止まっているのは珍しいなと考えつつ、ゆっくりと、愛犬と共に近づいた。iPhoneを構えながら。今も変わらぬiPhone7は、解像度があまり高くないのでできるだけ近づきたい。
鳥まで10mほどに近づいた時、間違いに気づいた。あの長いくちばしとずんぐりした体は、ジョウビタキではなく、カワセミだと。前回の個体ほど鮮やかではないが、翼から背にかけて何ともいえない美しい青緑色だ。最終的に5mくらいまで近寄ることができたのだが、その間何度か飛び立っては元へ戻って来た。一度はいつの間にか潜っていたようで、水中から飛び出してきた。人馴れしているようだ。家に戻ってから調べると、幼鳥は、体色が全体にくすんでいるとある。見かけた個体は若いカワセミだったか。また嘴の下側が赤いのは雌とあるが、写真を拡大すると何となく赤くも見える。是非この辺りで繁殖してほしいものだ。

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