ゴルデン・ウィーク目前のまとめ買い(その2)


我が家のオリーブが初めて花芽をつけた。今年こそ実を収穫できるか!?

店主のチョイスが気に入って最近よく行く三宮の古書店でまとめ買いをした。最大のお目当ては植草甚一のスケッチブック・シリーズだったが単売をしている商品はなく、泣く泣く諦めた。そうなると、まずはジャズ関係の本さがし、寺島靖国の著作があれば最高だが、これも無かった。お次は、ジャズを中心としたアナログ盤とCD(店主が元ミュージシャンとのことで名盤含め多数ある)。持っていてもいいなと思うのはいくらでもあったが、ハービー・ハンコックの『V.S.O.P』2枚組のみで我慢。さて、あとは片っ端に見ていくか・・・、あるぞあるぞ。何がと言って、お魚関係の本たちが。もう青空文庫以外では出会えないと思っていた佐藤垢石の著作集『垢石釣遊記』(没後に組まれたもの)をはじめ、長辻象平著『釣魚をめぐる博物誌』、関西の惜しまれながら廃業した保育社のカラーブックスシリーズから『釣り魚博士』と『日本の魚』。
※思い込みだった。1999年に一度倒産したが、2007年再建。その間も出版あり。

他には、釣りの著作で楽しませてくれる井伏鱒二著『夜更けと梅の花山椒魚』と『ヒトと人影』(帰宅して確認すると後者は以前に買って読んでいた!またやってしまった)。あるいは、内田百閒著『第二阿呆列車』もシリーズで欲しくなるのが怖い作品。

ついには、はるき悦巳著『じゃりン子チエ 第7巻』まで(作者名を初めて知った)。何故かというと、平場に積まれた中に数巻あるのを見つけた瞬間、その1日前ネット・ニュースの特集記事で人気再燃と出ていたのを思い出したから。

じゃりン子チエ』は漫画だけに既に読みきってしまった。他は連休まで取っておきたいが、『釣り魚博士』をチラ見すると、もういけない。京大名誉教授で日本魚類学会会長でもある著者・岩井保の短くも必要十分な内容を簡潔にまとめた文章に惹かれて、どんどん読み進む。魚種ごとに俳句・短歌・短文が1作だけチョイスされており、こららも味わい深い。

音楽と本、準備万端である。あとはゴールデン・ウィークを待つばかり。子供染みているが楽しみで仕方ない。