赤坂迎賓館

f:id:hinoikelife:20190911201959j:plain庭園から大噴水越しに望む迎賓館本館(そういえばかつては赤坂離宮と言ってたなあ)
3ヶ月半滞在した福島からの帰路、近年通年一般公開が行われている赤坂迎賓館に立ち寄った。この日は最高気温が各所で36度を超える猛暑日。屋外の参観は汗だくだった。それでも建設当時の関係者の意気込みが強烈に感じられる素晴らしい建物・内装そして調度品に目を奪われた。一般公開にあわせて修復され、今も続いているらしい。各所にちりばめられている金の装飾は細部の細部に至るまで精密な造り。ボランティアガイドの方々から説明をしていただき、天井画はヨーロッパで描かれた油彩画を下地の板に貼付けている事、「朝日の間」の軸の話や朝日と夕陽の絵の持つ意味、壁柱に施された擬石の素晴らしさなどを知った。残念ながら内部は撮影禁止。今後もっとオープンになり、許可される事を願う。

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美しい正面外観。ヴェルサイユを参考としたとの事だが、形態や大きさはウイーンのべルヴェデーレ宮殿に近いのではないか。無骨なカラーコーンが残念。

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当初からガラス張りだったか疑われるが、美しい金装飾の施されたフレームの庇。

f:id:hinoikelife:20190910120917j:plain強い日光の突き抜けた松葉が何とも言えないグリーンに輝いていた。