現在のマイカメラX-E3の機能をほとんど使っていない。ピントを合わせるのに四苦八苦している。精細な画像を得るためにピントは必須と考えたから。そんな時ふと取り出したマニュアル本の“アドバンストフィルターモード”に目が止まった。「ダイナミックトーン」、ドラマティックな仕上がりを得られる効果。これだ。早速部屋の片隅を覗いて見る。う〜ん、なんか面白い。
ゴッホ晩年の作「黄色い家」。アムステルダムのゴッホ美術館で数千円で購入した複写を額に入れて飾っている。色使いがとても好きな絵だが、印刷では原画の迫力には到底及ばない。それが「ダイナミックトーン」で蘇った。ゴッホの絵はこの強烈なコントラストに大きな魅力がある事を改めて感じた。
昨年購入した60年以上前のヴィンテージ家具。荒々しく見せる事で、この椅子が辿ってきた歴史が活き活きとあぶり出されたようだ。
こんなすてきな写真を簡単に撮る事の出来る時代を作ってくれた技術者達に乾杯。
