レコード三昧

f:id:hinoikelife:20180304145501j:plain
ちょこちょこと買っていた中古盤がたまってきたので、朝からレコード三昧。アーティストもジャンルも視聴経験有無もまちまちで節操がない。

1枚目。アラン・パーソンズ・プロジェクトのベスト盤でタイトルはそのまま「THE BEST OF THE ALAN PERSONS PROJECT」。「アンモニア・アベニュー」以前の作品からのベスト盤。しかし、「EYE IN THE SKY」以外は記憶にない。学生時代に同名のアルバムを持っていたので少なくとも2曲は初めてではないのだが。音質が少し平板な感じ。ダイナミックレンジが狭いように感じられる。それでも「EYE IN THE SKY」では、学生時代に音楽好きの友人から勧められて初めて聴いた時に感じた、異次元に迷い込んだような不思議な感覚がよみがえる。

2枚目。美しいゆったりとした声で心に残る名曲を多く歌っているアン・マレーの「HEART OVER MIND」。高校時代に「DAY DREAM BELIEVER」で好きになり、アルバム「I'LL ALWAYS LOVE YOU」を買い、よく聴いた。本アルバムでも美しい声は変わらないが、比較的ポップな曲が多くカントリー風のものが少なくちょっと残念。

3枚目。学生時代に寮で同室だった先輩が大好きだったジャクソン・ブラウンの「LAWYERS IN LOVE」。先輩は歌詞がいいんだと言っていたが、英語なので私にはよくわからなかった覚えがある。その後CDのベスト盤を入手し、車でよく聴いていた。それでも歌詞は理解していないのだが。そして、このレコードは音が良かった。レンジが広く、音のメリハリもあり、今のプレーヤーとの相性が良い。

4枚目、5枚目。今度は2枚組の「THE RIVER」、歌っているのはもちろんブルース・スプリングスティーン。というもののアルバムで聴くのは初めて。有名な「HUNGRY HEART」以外で記憶にある曲はなかった。逆に新鮮で、訥々と語っているような唄が今の年齢に合っていると思う。その中で一番はやはり「DRIVE ALL NIGHT」。当時小倉エージがライナーノーツに書いているように、甘く切ないメロディーだが自分の思うまま素直に生きた若者が描き出されている。このアルバムジャケットに写っているスプリングスティーンの表情はまさしくその反抗心・内に秘めた野心・無力感といった若者の純粋さを表しているようだ。

この時点ですでに5時間以上音楽漬け、レコード三昧で少々疲れたのでしばし休息。

さて6枚目は、ロッド・スチュワートの「ATLANTIC CROSSING」。通常A面B面と呼ぶが、FAST SIDEとSLOW SIDEとなっており、文字通りハード・ナンバーとスロー・ナンバーに分かれている。FAST SIDEでは、ひたすら突っ走る「ALL ON THE NAME OF ROCK'N'ROLL」がお気に入り。SLOW SIDEでは、もちろん「SAILING」がダントツだが、「I DON'T WANT TO TALK ABOUT IT(もう話したくない)」「STILL LOVE YOU」も素晴らしい。バーゲンコーナーの商品だがノイズがとても少なく、音が非常に良かったのもグッド。

本日最後?の7枚目は、ウルトラヴォックスの「QUARTET」。1曲目の「REAP THE WILD WIND」だけが聴きたくて入手したようなものだったが、ドラマティックで壮大なイメージが広がる曲がちりばめてある。テクノ系で単調と思い込んでいたので意外だった。この盤もノイズが少ないというか、あまり聴かれていなかったようで非常に美音。これで、あともう少しレンジが広かったら最高だった。

現在使用中のアンプは真空管タイプなのでこんなに長時間使用できるのも3月辺りまでだろう。そういう意味でも今日は貴重な一日となった。