南から来た男

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おそらく同世代の人で知らない人はいないのではないか。クリストファー・クロスのソロデビュー作「南から来た男(オリジナルは『CHRISTOPHER CROSS』)」は、それくらいインパクトのあった作品。少なくとも私の周囲では。
当時学生寮に住んでいた。門限などの古めかしい規則や学年別の上下関係があり、退寮者も多かった。そんな中でこと音楽に関しては、4年生から新入生まで共通の楽しみであった。誰かが新しいレコードを買ってくれば、集まって聴いたり、借りてダビングしていた。オーディオセットを持っていなかった私はダビングしてもらったカセットを何度も聴いていた。それまで聴いていたビリー・ジョエルボビー・コールドウェル等とは違った、爽やかな歌声と曲の空に抜けていくような響きがカッコ良かった。
今回久しぶりに聴いても、やはり良かった。それもLPだったので低音が滑らかにしっかり響いており、細部も漏らさず聴けた。当時分かってなかったけど、サポート陣もすごかったんだな。それにしても、なぜ彼の2枚目以降はあまり売れなかったのだろう。2枚目の「ANOTHER PAGE」はまだしも、3枚目以降は多分聴いた事がない。同じ路線であれば、今更であるが聴いてみたい。

シャガ

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最高気温が23度前後まで高くなったが湿度が低く、時折吹く風は少し冷たく感じるほど。まるでヨーロッパの夏のようだ。そんな天気に誘われて普段あまり行く事のない、2キロほど離れた公園へ散歩に出かけた。最近余りやっていない写真のトレーニングを兼ねて。その公園の入り口に咲いていた丈が50センチほどの花を撮影した。白い花びらに鮮やかな黄色。円を描くような紫の斑点が効いている。家に帰ってから調べると「シャガ」という名前のアヤメ科の植物のようだ。

シャガ(射干、著莪、胡蝶花、学名:Iris japonica)は、アヤメ科アヤメ属の多年草である。人家近くの森林周辺の木陰などの、やや湿ったところに群生する。開花期は4 - 5月ごろで、白っぽい紫のアヤメに似た花をつける。花弁に濃い紫と黄色の模様がある。根茎は短く横に這い、群落を形成する。草丈は高さは50 - 60 センチ・メートル程度までになり、葉はつやのある緑色、左右から扁平になっている。<ウィキペディアより>

学名にジャポニカとあるが、古くに中国から入って来たものとある。原産とか外来種とかの認識は、時代によって変わるものだろう。

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花は数種類しか咲いていなかったが、樹木は色々と植えてある。これは名前を調べるとっかかりすら見つけられないが、形が面白いので撮影した。あとからブーストをかけてみた。少し寒々とした感じになったが、葉っぱのトゲトゲ感が強調されているかと思う。植物は洋の東西を問わず、古代より文様の題材となってきた。その理由が少し分かる気がした。 
<追記>調べると「ヒイラギナンテン」とよく似ている。これにも約60種類あるそうだ。実のようなものもいくつか見える。

薔薇

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名前も知らないバラの花。外側の花びらが黄緑色がかっている。内側には花びらが何重にもぎゅうぎゅうに詰まっている。インターネットで名前を調べたが見つからない。
家内に聞いたら「ピンクレース」という名前のスプレーバラの一種らしい。スプレーバラというのは、1本の枝からいくつもの枝分かれした先に花が咲く種類で、バラは1本の枝に1輪の花だそうだ。ただし、別な説明では1本の枝にいくつもの花が咲くとも書かれている。どこからが枝かという解釈の違いかもしれない。
なにしろ花びらの数が多い。開いたらどんな風になるのだろうと楽しみにしているが、なかなか開いてくれない。アデニウムの発芽もそうだったが、自然はこちらの思い通りにはなってくれないものだ。

FLEETWOOD MAC "RUMOURS"

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フリートウッドマックの13枚目にあたる大ヒットアルバム『Rumours』をLP(今はアナログレコードというべきか)で聴いた。ラジオ等で知っている曲もあるが、アルバムとしては今更ながらの初聴き。さすがに4000万枚以上売り上げるだけあって、42年も前の曲や演奏とは思えない。それほどアップテンポでもなく、シャウトもない。しかしグルーブというかノリがよく、どの曲も歌がいい。そして録音が非常に良い。更にはジャケットがカッコイイ。制作時にはメンバー同士の離婚とかカップル解消とか色々あったらしいが、裏表紙の写真でジョンとクリスティンが両端に写っており、クリスティンが顔をそむけているのはそのせいか。それでもこんなすごいアルバムを作る。すごいプロ根性というか、芸術家の性!
A面2曲目"Dreams"、4曲目"Don't Stop"、5曲目"Go Your Own Way"などシングルでも当時大ヒットしたのがうなずける。であるが、へそ曲がり親父としてはA面6曲目のクリスティン・マクヴィーがピアノ弾き語りで歌う"Songbird"でとても穏やかな気持ちになれるので一番のお気に入り。
いつもながら、こんな素晴らしい音源が300円で手に入る“りずむぼっくす芦屋店”には本当に感謝!

一極集中

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先週末ようやく新装なった東京駅を見学する事ができた。といっても外から眺めただけである。これまでも新装後に何度か駅を利用したが、夜だったり時間に追われたりで見逃していた。想像していたよりも少し濃いレンガ色で重量感がある。屋根が以前どのようであったか思い出せないが、新しいという事で非常にすっきりと折目正しく見え、まるで官庁建築の様でもあった。35年以上前の学生時代にウロウロしていた頃は、いつもどこか工事中で囲いがあり見通しが悪かった。以前はタクシーも駅まで乗り入れていたように思う。それらがすっかり無くなり、皇居まで見通せるのは圧巻である。八重洲側も駅にはヘルムート・ヤーンによるテントのような巨大なキャノピーが5年以上も前にできていた事を知った。そして八重洲周辺は今超高層ビルの建設ラッシュである。そんな中、懐かしい八重洲ブックセンターが今も残っているのが嬉しかった。

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帰りの新幹線までまだ時間に余裕があったので、皇居外苑まで行ってみた。5月1日の「令和」を迎える行事の為であろう、地下鉄の出入り口はいくつか閉鎖され、道路の改修が行われ、多くの警官が警備に当たっていた。外苑から東京駅の方を振り返ると見事な摩天楼群である。これに建設中の八重洲超高層ビル群が重なると、さながらセントラルパーク周辺にも劣らない眺め(アメリカにすら行った事はないが)となるのではないだろうか。それにしても東京は大阪とは比べ物にならない別世界だなと、今更ながらの事を考えつつ帰路についた。

<同日追記>
今回の出張で改めて感じた事がもう一つ。駅周辺での行き先の分かりにくさである。巨大な地下街と多くの建物や地下鉄へ誘導するのが大変なのは分かる。それにしても、目的の出口への誘導看板がお粗末すぎる。真っすぐ、右左折、果てはUターン、あげくに表示が途絶える。工事の関係などでしばしば変わるのやむを得ないが、関係者は自身でその案内で行ってみた事があるのだろうか。外国からの訪問客を何倍にもするのは結構だが、こんな具合ではリピーターは増えないのではなかろうか。