レコード覚醒! その2

先日オペアンプを交換しグレードアップしたフォノイコ・キット LXV-OT10。日増しに良くなってくるように感じる。

昨年秋に今のレイアウトに変更した際、アナログ・プレーヤーからのフォノケーブルがプリメイン・アンプまで届かなくなり、やむなく中間で使用したフォノイコライザー。予算の関係での機種選択であったが、実際音は我慢できるギリギリといった感じになった。全体の印象としては、中古とはいえミドルクラスの国産CDプレーヤーで聴くCDの音に一歩譲っていた。

ところがオペアンプ交換後は、音の粒立ちというか音像感で完全に優っている。音の滑らかさや音色の美しさは元々アナログの方に分があるのだから、ここ数日はアナログばかり聴いている。FMおよびCDごめん。
中でも弦楽器に強みがあるようだ。クラシックのストリングス系の音色が非常に美しい。ジャズ・ギターでは音がくっきり分離しながら、太さ・力強さも感じられる。ケニー・バレルの「テンダー・ジェンダー」がますますお気に入りになった。
オペアンプというのは見た目は同じようだが、とんでもなく音が変わるものである。一体中身はどうなっているのだろう。