グラフィック・イコライザーを追加


同じくラックスマン製の真空管プリメイン・アンプの上に載るグライコ・キット

最近ステレオ誌のムックが再発されたラックスマン製グラフィック・イコライザーのキット。再発前にフォノイコ・キットとセット販売されていたものを購入した。当時部屋のレイアウト変更でプレーヤーとアンプが遠くなり、フォノイコが必要となった。フォノイコは早々に組み立て使っているが、グライコは箱に入ったままだった。
レイアウト変更後の音にも馴れ、ある程度調整も行ったので、いよいよという感じでグライコを組み立てた。最後にビスが途中で折れるという失敗があったが、性能には支障ないのでとりあえず完成。そして接続、音出し。まずはダイアナ・クラールの「ウォール・フラワー」。5バンドなので細かな調整はできないが、駄耳にはこのくらいが判断しやすくて丁度良い。ヴォーカルに合わせて調整する。気に入った状態では、かなりカマボコ形になった。続くビル・エヴァンスの「サンデー・アット・・・」ではどうか。結果はやはりカマボコ。これは、スピーカーから十分な低域と高域が出ている証拠かもしれない。満遍なく解像度の高い音が出ているので中域を少し盛り上げた方が音楽全体がまとまって心地よいと感じるのだろう。しばらく色々聴くうちに変わるかもしれない。特に音質劣化も感じない。
よく言われるように、オーディオ趣味は結局自己満足のためなので、グライコに大いに活躍してもらい、お気に入りの音を探していこうと思う。


ラックスマン真空管キットの先輩2台FMチューナー(中)とフォノイコ(下)。上は同じくラックスマン製のライン・セレクター。いずれも軽量でケーブルの重みに負け後ろへ倒れそうになるので、釣り用のテグスで3台を縛ばっている。