初塩屋、初ポンッ!

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水面を見ているともっと釣れてもおかしくないはず・・・

今年初の塩屋海岸。正午過ぎに着いた。快晴で風も大したことないポカポカ陽気。しばらくはウインドブレーカーなしでも大丈夫なほど。そのポカポカに一役買ってくれたのが、近頃話題?の”ハクキンカイロ”。子供の頃、祖父が火鉢の横に座り、かつハクキンカイロを懐に忍ばせていたのを思い出す。そういえば下着がラクダだったな。

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今も本体デザインは変わっていないようだ。それでも、付属しているポシェットはおしゃれな感じ。
そんなポカポカでよかったのだけれども、始めた直後のアナハゼ(見た目が気持ち悪い)とクジメ、チャリ各1の後、アタリが止まった。時々餌がなくなっているけれども、小さな餌取りか。2時間ほど経った頃か、投げ竿が突然浮き上がった。なんとか海へ落ちる前に掴んだ。しかし、掴んだ瞬間竿先の重みがスッとなくなった。巻き上げてみると、仕掛けごと切れていた。何か大物が逃げようともがいた時に岩にでも擦れたかもしれない。残念。

ところが、この日はそのままでは終わらなかった。その1時間ほどのち、竿先にゆるい小さなアタリがきた。またチャリコかと思いつつ巻いた瞬間、グッとかかる重み。これはデカいぞ!と心の中で叫ぶ。時々暴れて力が入る。バレないでくれ(何せ竿は4.5mの細く柔らかいもので、道糸もハリスも2号)と、ドキドキしながら巻く。あと少し。ようやく海面に顔を出したのは大きなアイナメだった。30センチあるかどうかだが、結構重い。水面をゆっくりと手前に手繰り寄せ、最後は1mほど手前で引き抜いた。どうにか釣り上げたのは32センチの丸々と太ったポンだった。やった!

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ハリを外そうとすると、なんと折れていた。あと数秒引き上げるのが遅かったら、バラしていたかも。よかった。これで今年の片目が開いた気分だ。
その後もう一波乱。またも竿を持って行かれ、今度は海に落ちたのだが、運よく手前のテトラに引っかかり掴むことができた。そして、獲物もまだついていた。けれどもそう上手くはいかず、針かかりが浅かったのか外れてしまった。竿をスタンドから引き抜く勢いと掴んだ瞬間の手応えからすると前より大物だったのだろう。惜しいことをした。

なんだか期待を持てる初塩屋だった。