シャガ

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最高気温が23度前後まで高くなったが湿度が低く、時折吹く風は少し冷たく感じるほど。まるでヨーロッパの夏のようだ。そんな天気に誘われて普段あまり行く事のない、2キロほど離れた公園へ散歩に出かけた。最近余りやっていない写真のトレーニングを兼ねて。その公園の入り口に咲いていた丈が50センチほどの花を撮影した。白い花びらに鮮やかな黄色。円を描くような紫の斑点が効いている。家に帰ってから調べると「シャガ」という名前のアヤメ科の植物のようだ。

シャガ(射干、著莪、胡蝶花、学名:Iris japonica)は、アヤメ科アヤメ属の多年草である。人家近くの森林周辺の木陰などの、やや湿ったところに群生する。開花期は4 - 5月ごろで、白っぽい紫のアヤメに似た花をつける。花弁に濃い紫と黄色の模様がある。根茎は短く横に這い、群落を形成する。草丈は高さは50 - 60 センチ・メートル程度までになり、葉はつやのある緑色、左右から扁平になっている。<ウィキペディアより>

学名にジャポニカとあるが、古くに中国から入って来たものとある。原産とか外来種とかの認識は、時代によって変わるものだろう。

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花は数種類しか咲いていなかったが、樹木は色々と植えてある。これは名前を調べるとっかかりすら見つけられないが、形が面白いので撮影した。あとからブーストをかけてみた。少し寒々とした感じになったが、葉っぱのトゲトゲ感が強調されているかと思う。植物は洋の東西を問わず、古代より文様の題材となってきた。その理由が少し分かる気がした。 
<追記>調べると「ヒイラギナンテン」とよく似ている。これにも約60種類あるそうだ。実のようなものもいくつか見える。