PAC2017-2018シーズン終了

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サイン会で笑顔の指揮者ロッセン・ミラノフ氏とピアノソロのイノン・バルナタン氏

6月24日今シーズン最後のPAC定期演奏会へ出かけた。中央ブロック前から2列目という首の痛くなる席もこれが最後。リサイタルでこの列の経験はあったが、オケでこの位置は、肝心のチェロパートはとても良く見えるが、全体の見通しがきかず、音のバランスとしても決して良くない。来シーズンは少しだけ後方だがどうだろう。
音感・リズム感・音楽的知識いずれも乏しい者が、なぜ定期演奏会に通っているか。それはひとえに、もしかしたら自分にもきちんと理解できる時がくるかもしれない、という期待感からである。しかし、まだしばらくは無理なようだ。今回もまた曲とは直接関係ないところが気になった。
一つは指揮者・ミラノフ氏の体の動き。各パートの方を向くために体を左右に動かしたり、上体あるいは脚も動かして前傾したり反らせてみたり、というのは普通にある。ミラノフ氏の場合は、加えて腰の辺りを軸にして上体が側方によく曲がるのである。少しコミカルでもある。また腕も音の出だしでのみ振っておられるように見える。非常に効率的だが、オケのメンバーはそれでも問題ないのか気になる。
もう一つは、ピアノソロ奏者・バルナタン氏演奏時の椅子の音。小柄なバルナタン氏は、しかし若い事もあり非常に力強いタッチで弾く。そのとき、片方のかかとを支点にして上体が椅子から浮き上がる。それもしばしば。全体重を両手の指に載せる感じ。そして彼が椅子に戻った瞬間、鳴るのである。キチキチ・ギシギシと。わずか3mほどの距離しかないため非常に良く聞こえる。強勢のとき程激しく。関係者の方は次回彼が演奏する時は、椅子にもご配慮いただきたい。
それから、演奏終了後PACメンバーがロビーでお見送り、というのがあった。いつも表情豊かに演奏しているので応援しているお気に入りの彼女も並んでいた。

そんなこんなで定期演奏会2シーズン目も終了。9月からの来シーズンを楽しみに、長い出張も頑張るぞ。