ブルース・ギター

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チェロはブルースを歌う事が出来るか

ブルースがらみで検索していてジミヘンに辿り着いた。ブルース・ギターの最高峰は何とジミヘンことジミ・ヘンドリックスだそうだ。エリック・クラプトンも及ばぬ地位らしい。ラスタファリア風の髪型(後で写真を見るとドレッドヘアではなく単に長髪だった)と派手な衣装は記憶にあったが、曲は聴いた事がなかった。you tubeでいくつか聴いたが、よくわからない。ブルースとは哀歌ではなかったか。ブルースで自らの境遇を嘆き・怒りをぶつけるのではなかったのか。歯で弦を掻きむしるエレキギターの神様がブルースギターの神様でもあったとは。もっと彼の事・歌詞の内容を知りたくなった。

<2018年5月20日追記>
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心が晴れ晴れとするようにカラッと晴れ上がった空のもと、自転車をこいで“りずむぼっくす芦屋店”へ向かった。お目当てはジミヘンのベスト盤。ありました、それも良品ばかり。値段もそれなりだが、その中で2010年リマスター輸入盤・新同品を購入した。相当良い音質で全曲聴き入った。初めは耳の痛くなるような激しい曲ばかりかと心配したが、3曲目の「The Wind Cries Mary」はレイドバックと言ってもいいようなゆったりした曲でよかった。多くのブログで名曲として取り上げられている「Little Wing」や「Foxy Lady」は、確かに何度か聴いた事があり耳に心地よい。「Freedom」のノリの良さがかっこいい。いずれも激しい曲の割にジミヘンの声は暖かい響きなのが良い。50年前からこんなすごい曲があったのを知らなかった事を今更ながら悔やむばかりである。

しかし冷静に考えてみると、クラシックの曲は数百年前が当たり前である。何もオン・タイムにこだわる必要はないのである。今の自分が感じるジミヘンを大切にしよう。あわよくば、これからのチェロの演奏に活かせるように。